それもそうだね。

おっさんの日常ブログ

MENTAキターー光か?

(2020/5/21) 先日書いた通り、メンター(講師)のサービス2件で不採用となったのだが、 この時の反動で、別のスキルマッチングサービス(MENTA)に登録していた。

ここまでの経緯で打ち手がことごとく失敗していた為、 全く期待せずにメッセージを3件程送っていたのだが、なんと! リアクションがあった。

何でも、IT企業へ転職した研修として初めてプログラミングを学習しているが、理解が難しいのでサポートを求む。 という相談だった。

初見は「そりゃそうだ。」 と思った。 静的な教材(否定ではなく、一方通行という意味で)だけでプログラマになれる人は限られていると思う。 寿司職人・整備士・スポーツ選手…何でもそうだが、「手に職」というか、日常生活で身につかないスキルを職業とする場合、 「本・Webで勉強しました」で本番って無い。誰でも分かる話だと思う。

無いんだが、これがあるのがIT業界だという事を私は知っている。

以前いたIT企業の話だが、 プログラミング未経験の新人に、Java(プログラミング言語の1つ)の本を3冊渡して、「これやっとくように。」 と1か月寝かし(放置)た後、客先に「Java経験者です。」と言って出陣させたというアグレッシブな作戦を聞いたことがある。

ドラクエで例えれば、防具が"布の服"、武器が"こんぼう"で森に行くようなものだ。 森にはスライムだけではなく、"腐った死体"なんかもいる。 この場合、「たたかう」よりも「にげる」を選択しても責められまい。

この新人程ではないが、私も同じような経験をさせてもらった。 私の場合、プログラミングそのものは経験はあったが、環境が全く違い手が出なかった。(※) 説明が難しいが、スピードスケート選手がフィギュアをする場合、 「滑ること」自体は同じでも、靴が違う・靴の歯が違う・滑り方が違う 上で「後ろに滑る」のは練習が必要だ。

結果、初めの3~4か月間は勤務中に薄暗い迷路に潜っている感覚で、帰宅時に頭痛と吐き気がしていた。

※具体的には、10年間メインフレームCOBOLだけの経験で、次のプロジェクト(現場も別会社)が、  JavaのWebパッケージでApplet、ServletEJB、HTML/CSS/JavaScriptテキストエディタで開発する現場。

ので、若者に同じ目に合わないで欲しいというのが手を動かした。 ともかく話を聞いてみて、手伝えるならと思いメッセージを送った所、「相談したい」と返信があった。

時間の調整も、メッセージを何度かやり取りした結果、さっそく夜にWeb会議を決めた。 ここら辺が、対個人の小回りが利くメリットだ。

都合2時間ぐらい打合せをし、その場で考えた最善と思えるプランを提案した。 価格を決めなければいけないが、正直苦手なので数字で説明をして判断を任せた。

これに対して「お願いします。」と言ってもらえた。 嬉しい。よりは「頑張らなければ」が大きかった。

この1か月後に彼と別れる時、 防具が"皮のよろい"、武器が"鉄の剣"となるように。